2011/02/20

第3回恵比寿映像祭

オフィシャルサイトの真っピンクがまぶしいです。
で「出品アーティスト」のリンク押してもコンテンツがでてこないです。(わたしだけかな?)


Daniel CROOKS
Static No.12 (seek stillness in movement)

おじさんが庭で太極拳をしている映像。
ですがここは愛を込めてオッサンと呼ばせて頂きます。
太極拳しているだけなんだけれど、だんだんオッサンの身体が伸びていく。
いや、正確には伸びてはいない。止まりながら伸びている。そして増えていく。
止まっているんだけれども、動きは感じられる。漫画のように動きが線になってわかるから。(でもこれは後から写真をみてそう思えただけかもしれないなあ)
そして最後、オッサンの身体は…!

で、これはコンセプトもおもしろいんだけど、色合いとか音楽も美しくていい。
自分の中では初めての視覚的経験な気がして、ちょっと興奮しました。
写真が動画を志向するのはなんとなくわかるけれど、これは副題のとおり、逆な感じ。






RMB City Opera
CAO Fei

セカンドライフとかよくわからないけど、かなりおもしろく見ました。
アバター的な世界に想いを馳せつつ…
もはや生身の身体はいらないんじゃね?!と単純なわたしは思ってしまうわけです。

ただなんとなくチャットをしている。動かすのは指先だけ。
片方はチャットの内容なんて関係なしにカップラーメン食べてたりする。
しかし性的欲望がだんだん生身の人間の身体にも伝播していく。
…とここまではわたしが期待する「きっとこうだろう」という物語。
実際には、そこまでは単純でないところがポイントだしこの作品のいいところな気もしました。

これってアバター=我々の頭の中のイメージの映像化ということ?
じゃあそうなると、けっきょく我々の身体ってなにかね、という話になる。
どこからどこまでが身体なのかね。


第3回恵比寿映像祭
2011.2.18[FRI]-2011.2.27[SUN]
東京都写真美術館ほか
http://www.yebizo.com