2011/02/27

千葉正也 生きていたから見れた素晴らしい世界

なんでこんなに惹かれるんだろう。

まずは対象物が放つ、甘やか(?)な雰囲気。
木の質感、石膏像の質感、木の葉っぱの質感、スニーカーの質感、布の質感。
どれも眼には好ましいものばかりだ。うっとりする。要は美しいってことだ、と思う…。

そして効果的な白。
背景は一見すると白。またはライトグレー。
だけど対象物にはもっと明るい白が必ずといっていいほど配置されているのがひとつのポイントになりそう。

そのほかいろいろと感じるところはあって、結構長いこと眺めていたのだけれど、
いざ文章にしようとするとまったく頭の中が整理できません!!
せめてもう少し言葉で伝えられるようになりたいところです。
好きなので精進します。

展示の様子は下記URLにのっています!!

ART iT 千葉正也 生きていたから見れた素晴らしい世界
http://www.art-it.asia/u/shugoarts/c4oXLftsrqzlT5eJ6E0K/?art-it=e578f9888a03040a4f331be97e1a3dbd


千葉正也 生きていたから見れた素晴らしい世界
2011.2.12[SAT]-2011.3.12[SAT]
ShugoArts
http://www.shugoarts.com/jp/

2011/02/20

第3回恵比寿映像祭

オフィシャルサイトの真っピンクがまぶしいです。
で「出品アーティスト」のリンク押してもコンテンツがでてこないです。(わたしだけかな?)


Daniel CROOKS
Static No.12 (seek stillness in movement)

おじさんが庭で太極拳をしている映像。
ですがここは愛を込めてオッサンと呼ばせて頂きます。
太極拳しているだけなんだけれど、だんだんオッサンの身体が伸びていく。
いや、正確には伸びてはいない。止まりながら伸びている。そして増えていく。
止まっているんだけれども、動きは感じられる。漫画のように動きが線になってわかるから。(でもこれは後から写真をみてそう思えただけかもしれないなあ)
そして最後、オッサンの身体は…!

で、これはコンセプトもおもしろいんだけど、色合いとか音楽も美しくていい。
自分の中では初めての視覚的経験な気がして、ちょっと興奮しました。
写真が動画を志向するのはなんとなくわかるけれど、これは副題のとおり、逆な感じ。






RMB City Opera
CAO Fei

セカンドライフとかよくわからないけど、かなりおもしろく見ました。
アバター的な世界に想いを馳せつつ…
もはや生身の身体はいらないんじゃね?!と単純なわたしは思ってしまうわけです。

ただなんとなくチャットをしている。動かすのは指先だけ。
片方はチャットの内容なんて関係なしにカップラーメン食べてたりする。
しかし性的欲望がだんだん生身の人間の身体にも伝播していく。
…とここまではわたしが期待する「きっとこうだろう」という物語。
実際には、そこまでは単純でないところがポイントだしこの作品のいいところな気もしました。

これってアバター=我々の頭の中のイメージの映像化ということ?
じゃあそうなると、けっきょく我々の身体ってなにかね、という話になる。
どこからどこまでが身体なのかね。


第3回恵比寿映像祭
2011.2.18[FRI]-2011.2.27[SUN]
東京都写真美術館ほか
http://www.yebizo.com

2011/02/13

シュルレアリスム展 -パリ、ポンピドゥセンター所蔵作品による-

メディア芸術祭のついででみてきたわけですが、より興奮したのはこちらです。
シュルレアリスムというとコンセプトが先行して
美しさには欠けるイメージが(勝手に)あったのだけれど、そうでもない。
でもって、見応えがあって力強い作品がかなりきてます。



ヴィクトル・ブローネル
欲望の解剖学
Victor Brauner
Anatomie du desir


シリーズ物で、何枚か飾られていたのだけれども
なんとも素敵。
ヒールはデフォルト…なのはまだなんとなくわかるのですが、蛇口!!!



フランシス・ピカビア
ル・ルシレ
Francis Picabia
Le Rechire


実際は、もう少し手前の丸い緑色の物体が鮮やかだったように思います。
これは見とれた。



「シュルレアリスム展-パリ、ポンピドゥセンター所蔵作品による-」
2011.2.9[WED]-2011.5.9[MON]
国立新美術館
http://www.sur2011.jp/index.html

第14回文化庁メディア芸術祭

複雑なことは考えずに、たのしければいいじゃない!

Cycloïd-E




不思議な動きと音。
CINRA.NETいわく、「予測不可能な動きは、鑑賞者にモノとの対面を超えたある種の精神的畏怖すら与える作品」。確かにそんな感じがします。



Original Character Maker
http://natsukimatsuura.com/OCM/

家で遊びました。
既存のキャラクターの顔のパーツをブラウザ上で組み合わせられる。
これは純粋にたのしい!永沢くんっぽい輪郭とかあります。



自分が作ったのはこんな感じ。作ったものはダウンロードできます。
なんか愛着…元ネタわからないけど…輪郭も髪型も誰。



しかし、いつまでたっても「新国立美術館」と言ってしまう。


第14回文化庁メディア芸術祭
2011.2.2[WED]-2011.2.13[SUN]
国立新美術館
http://plaza.bunka.go.jp/festival/