なんとなくざーっと見て、好みの作品を見つけるだけでももちろん楽しめるのだけれど、
それだと「わかりやすいもの」「自分の中にも流れている(既に体験済みの)感情を表現しているもの」についてはなんとなく共感できても、
「わからないもの」については「わからない」ままのような気がして、
一つの視点として、
「自分がもしもコムデギャルソンのフライヤーのアートディレクションを頼まれたらどれを選ぶか!?」
などと妄想しながら見ました。
美術館に来ると「で、だからなんなの?」で終わってしまう人に、
おすすめしたい見方だと自分では思っています。はい。
とはいえこの展示の場合は、「学生っぽさ」がやはり一番の魅力ですね!
来年も楽しみにしています~
アート アワード トーキョー 丸の内 2010
2010.4.29[THU]-2010.5.30[SUN]
行幸地下ギャラリー
http://www.artawardtokyo.jp/2010/ja/
2010/05/16
2010/05/09
ロトチェンコ + ステパーノワ 「ロシア構成主義のまなざし」
どこまでも、線と円。左右対称あるいは上下対称。うーんストイック。潔癖。
ポスターや、日用品、例えばポットなんかは、人々の生活の風景の中にどんな感じで
なじんでいたのだろうか?(あるいはなじんでいなかったのか?)
などと考えつつ観ました。
「光を反射する平面」(吊り下げ型六面体)というオブジェ?の展示がよかったなー。
ロトチェンコ + ステパーノワ 「ロシア構成主義のまなざし」
2010.4.24[SAT]-2010.6.20[SUN]
東京都庭園美術館
http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/rodchenko/index.html
2010/05/01
「アーティスト・ファイル2010―現代の作家たち」展
どの作品も心惹かれてじっくり眺めさせてもらったのですが、
特に惹かれたのは以下の3人の作家の作品でした。
桑久保 徹
この作家には世界がこう見えているんだろうなあと思いながら、作品をみた。
世界を「ありのまま」に描こうとするナチュラルな姿勢を感じたような気がする。
彼の作品が魅力的なのだとしたら、
それを知覚する彼の頭(眼?意識?)こそが魅力的だったりするんだろう。
もちろんそれを生み出す手もすばらしいということを前提にして。
この作家に限ったことではないのかもしれないけれど、
とくにそんなことを考えました。
福田尚代
一行だけ読めるようになっている文庫本が横に並べられている作品があったのだけれど、
それがドラマチックで、感情がぶわっと押し寄せてくる感じがした。
中学の演劇大会の、舞台の照明が暗転しているときの、
登場人物の追憶の台詞がやけに心に響いたのを思い出した。
O JUN
こちらもちょっとノスタルジックな気分にさせられた。
幼少期の記憶を断片的に描いたような作風は、
もしかしたら束芋の作品と対比させて考えるとうまくいくのかもしれない、などとも思いながら。
しかしちょっと言葉にできない。
「アーティスト・ファイル2010―現代の作家たち」展
2010.3.3[WED]-2010.5.5[WED]
国立新美術館
http://www.nact.jp/exhibition_special/2010/af2010/index.html
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