2010/08/08

BASARA展



フライヤー等を見る限り直感的に、たぶん苦手だろうと感じながらも、
結構話題になっていたのでなんとなく覚えていてふらっと立ち寄ったら、
やはり自分にはなじみのない(と言ってしまいまたい)表現が多く、
とはいえ、恐らくその苦手感の元となっているゴテゴテ感から妙な高揚感をもたらされるのを確かに感じました。

身体に入れ墨を入れるのも、携帯にスワロフスキーを施すのも、トラックにビカビカな電飾を追加するのも、
かなりの気合が必要な行為だと思う。

ただし、携帯やトラックを「デコる」のは、あくまでも人工的なものに何かを付け足す行為だけれど、
身体に刺青を施すという行為は、いわゆる「親からもらった身体」に直接手を入れる行為であるという点で、
よりぞくぞくっとさせられますね。

既に物体として成立している何かに、何かを付け足す文化。
そんな文化に嫌悪感を覚えるのは、
(私の場合、)中学生くらいの、とにかく自分を「デコ」りたかった頃を思いだすからかもしれません。

シャネル侍を二度見して帰りました。


BASARA展
2010.8.4[WED]-2010.8.7[SAT]
スパイラルガーデン
http://www.spiral.co.jp/e_schedule/2010/08/basara.html